ユニットハウスの価格|新品・中古の公式価格と本体に含まれない費用
ただし、新品の価格には基礎工事・給排水・電気の引き込み・建築確認申請の費用は入っていません(中古品は品により基礎費込み)。この記事では、2026年11月4日に両社の公式ページで確かめた価格と、別にかかる費用の中身を整理します。
| メーカー・型式 | 広さ | 本体価格(税込) | 配送・設置込み(税込) |
|---|---|---|---|
| ナガワ スーパーハウス SH-H1型 | 3.42㎡(1.03坪) | 458,000円 | 513,000円 |
| ナガワ スーパーハウス SH-H2型 | 6.75㎡(2.04坪) | 711,000円 | 766,000円 |
| ナガワ スーパーハウス SH-H3型 | 10.47㎡(3.16坪) | 954,000円 | 1,009,000円 |
| ナガワ スーパーハウス SH-H4型 | 12.54㎡(3.79坪) | 1,076,000円 | 1,131,000円 |
| ナガワ スーパーハウス SH-H6型 | 16.68㎡(5.04坪) | 1,355,000円 | 1,410,000円 |
| ナガワ エコノミーハウス E38型 | 11.88㎡(3.6坪) | 693,000円 | 748,000円 |
| 三協フロンテア MSL 29MSL | 6.11㎡(1.84坪) | 817,000円〜 | 公式に記載なし |
| 三協フロンテア MSL 38MSL | 8.05㎡(2.43坪) | 931,000円〜 | 公式に記載なし |
| 三協フロンテア MSL 47MSL | 10.00㎡(3.02坪) | 1,021,000円〜 | 公式に記載なし |
ユニットハウスとは、工場で9割を仕上げて運ぶ鉄骨の箱
工事現場の事務所や倉庫でよく見る、トラックで運ばれてきてクレーンで据える箱型の建物が、ユニットハウスです。中身は鉄骨の箱。三協フロンテアは「軽量鉄骨で組まれた箱型構造の建物」と説明し、ナガワは「工場で製品の90%を完成させて現場に搬入し、設置工事を行う」工法で、全溶接の鉄骨構造だとしています。
よく混同されるプレハブとの関係も、三協フロンテアが書いています。工場で部材をつくる(プレハブリケーション)という意味ではユニットハウスもプレハブの仲間ですが、現場で部材を組み立てる「組立ハウス」より工場での完成度が高い点が違います。「プレハブ 価格」で探している人が見ている商品の多くも、この箱型のユニットハウスか、現場で組む組立ハウスのどちらかです。
ナガワの商品名「スーパーハウス」は同社のユニットハウスの名前で、一般名詞ではありません。検索で「スーパーハウス 価格」と出てくるのはこのためです。
ナガワのスーパーハウスは配送・設置費まで公開している
ナガワの商品ページは、本体価格に加えて配送費44,000円・設置費11,000円を載せ、その合計を「税込合計価格」として出しています。冒頭の表のとおり、1坪型のSH-H1型は合計51.3万円、2坪型のSH-H2型は76.6万円、5坪型のSH-H6型は141万円です。配送費は地域によって変わると注記があり、表の数字は同社が示す標準の金額です。
小さい型ほど割高です。SH-H1型は1坪あたり約49.8万円、SH-H6型は約28.0万円で、広さが5倍になっても総額は3倍弱に収まります。ドア・窓・鉄骨の枠といった「1棟ごとにかかる部分」の比率が、小さい型ほど大きいためと読めます(編集部の計算と見立て)。
同じナガワでも「エコノミーハウス E38型」は11.88㎡(3.6坪)で配送・設置込み税込74.8万円と、スーパーハウスの同じくらいの広さの型より安く出ています。スーパーハウスとの仕様の違いは型ごとに商品ページで確かめてください。
三協フロンテアはMSLが本体81.7万円から、住める小屋型は398万円から
三協フロンテアの「MSL標準パッケージ」は、6.11㎡(1.84坪)の29MSLが本体税込81.7万円から、10.00㎡(3.02坪)の47MSLが税込102.1万円からです。同社は「掲載価格は、本体税込み価格です」と書き、運搬費・設置工事費・給排水や電気の工事費・建築確認申請費は含まないと明記しています。ナガワの合計価格と横に並べるときは、運搬・設置の分を足して比べる必要があります。
同社には、人が泊まったり住んだりする前提の小屋型ユニットハウス「MS NOMAD」もあります。8.56㎡(2.59坪)の39サイズが税込398万円から、20.68㎡(6.25坪)の93サイズが税込735.5万円から。トイレや、シャワーとミニキッチンなどの水まわりを選べますが、浴槽の記載はありません。ページには「建物を建てる際には、建築確認申請が必要になります」「基礎工事等は必要となります」とあり、運搬・設置費の記載もありません。
| サイズ | 広さ | 本体価格(税込) | 水まわり |
|---|---|---|---|
| 39サイズ | 8.56㎡(2.59坪) | 3,980,000円〜 | トイレ、シャワー+ミニキッチンなどを選択(浴槽の記載なし) |
| 93サイズ | 20.68㎡(6.25坪) | 7,355,000円〜 | 同上 |
倉庫や詰所に使うMSLと、住む前提のMS NOMADでは、同じくらいの広さでも価格が4倍前後違います(38MSL 8.05㎡で税込93.1万円〜、MS NOMAD 39サイズ 8.56㎡で税込398万円〜)。差の内訳は書かれておらず、398万円に水まわりが含まれるかもページからは読み取れません。風呂・トイレ付きの小さな住まいを比べたい場合は、ミニハウスや小屋との違いも合わせて見てください。
中古のユニットハウスは約2坪で税込50万円前後から
三協フロンテアはオンラインショップで展示品・中古品を売っています。2026年11月4日に新着10件を見たところ、中古のCT-32JG(2.16坪)が税込49.9万〜52.8万円、中古の47MSL(3.02坪)が税込60万円から、新棟(展示品など)の47MSL(3.02坪)が税込108.1万〜109.6万円でした。
注意したいのは、品ごとに「本体+基礎費込」と「本体価格(基礎費等別)」の表記が分かれていることです。同じくらいの値段に見えても、基礎の費用を含むかどうかで実際の差は変わります。運搬・設置費の記載はなく、在庫は入れ替わります。
| 品目 | 広さ | 価格(税込) |
|---|---|---|
| 中古 CT-32JG | 2.16坪 | 499,000〜528,000円 |
| 中古 47MSL | 3.02坪 | 600,000円〜 |
| 新棟 47MSL | 3.02坪 | 1,081,000〜1,096,000円 |
新品の47MSL(本体税込102.1万円〜)と比べると、中古の47MSLは4割ほど安く出ています。ナガワの中古品は一覧ページの価格を今回の確認では読み取れず、この記事には載せていません。中古のコンテナと比べたい場合はコンテナハウスの中古価格と注意点にまとめています。
本体価格の外にかかる費用:基礎・給排水・電気・建築確認
ナガワは「基礎工事・給排水工事・電気引込工事・建築申請・レッカー費用等は含まれていません」、三協フロンテアは「運搬費、設置工事費、給排水・電気などの各種工事費、建築確認申請費等は含まれません」と書いています。言い方は違っても中身は同じで、価格に入るのは箱そのもの(ナガワは配送・設置まで)だけです。
- 基礎工事:三協フロンテアは小規模でも基礎工事が必要としている
- レッカー(クレーン)費用:ナガワの合計価格に含まれない
- 給排水工事・電気の引き込み工事:両社とも別
- 建築確認申請の費用:両社とも別
これらの工事費は敷地の条件で大きく変わるため、両社とも金額を出していません。設置場所が決まったら販売店に見積もりを取り、本体価格と工事費を分けて書いてもらうと比べやすくなります。販売店の一覧からも探せます。
ユニットハウスは建築物:確認申請と固定資産税がかかる
三協フロンテアは、ユニットハウスは建築基準法上の「建築物」に当たるため、原則として建築確認申請が必要だとしています。ナガワも、工事が終わったあとに建築確認の完了検査などを受けて使えるようになる、と流れを説明しています。
建築基準法第6条では、都市計画区域・準都市計画区域などの中なら、平屋の小さな建物でも確認申請の対象です。「10㎡以下なら申請はいらない」と言われることがありますが、法律の例外は防火地域・準防火地域の外で行う10㎡以内の増築・改築・移転に限られ、何もない土地に新しく置く「新築」には使えません。母屋のある敷地に小さな型を足す場合が増築に当たるかどうかは、所在地の特定行政庁(建築指導課など)が判断します。手続きの詳細はコンテナハウスの建築確認の記事で、コンテナと共通の部分を説明しています。
税金について三協フロンテアは、ユニットハウスは固定資産税の対象になるが、設置状況や自治体の扱いで判断が異なる場合がある、と書いています。固定資産税の「家屋」かどうかは、屋根と壁があるか、土地に定着しているか、用途に使える状態か、の3点で市町村が判断します。基礎に固定するユニットハウスは、このうち「土地への定着」を満たしやすい形です。
事業で使うときの耐用年数は、国税庁の表では金属造の建物を骨格材の肉厚で分けています。事務所用なら肉厚3mm以下22年、3mm超4mm以下30年、4mm超38年です。ユニットハウスの骨格材がどの厚さに当たるかは型ごとに違い、今回の公式ページでは確認できなかったため、メーカーと税理士に確かめてください。
コンテナハウスとの違いは「箱の出どころ」と完成度
見た目が似ているコンテナハウスと比べると、ユニットハウスは最初から建物として工場でつくる点が違います。コンテナハウスは、貨物輸送用の海上コンテナを転用するものと、建築用にJIS鋼材でつくる「JISコンテナ」に分かれ、海上コンテナのままでは建築確認が取りにくいと販売会社が説明しています。
| 種類 | 例 | 価格 | 含まれる範囲 |
|---|---|---|---|
| ユニットハウス(新品) | ナガワ SH-H6型 16.68㎡ | 1,410,000円(税込) | 本体+配送・設置。基礎・電気・申請は別 |
| ユニットハウス(新品) | 三協フロンテア 47MSL 10.00㎡ | 1,021,000円〜(税込) | 本体のみ |
| JISコンテナ(20ft) | ハレコンテナ 平屋用 | 1,265,000円(税込) | 本体のみ(窓・断熱などのカスタムは別)。輸送・設置は別 |
| 中古の海上コンテナ(20ft) | ALL DESIGN | 385,000円〜(税込) | 本体のみ。運搬設置費は別。建築確認は取りにくい |
| 完成品コンテナハウス(20ft) | SK HOME JIS建築用 | 280万〜300万円(税別) | 断熱・内装・窓・最低限の電気まで。トイレ付ユニットバス等はオプション |
倉庫や事務所として使える状態までを比べると、ユニットハウスは窓・ドアが付いた状態で50万〜140万円程度に収まるのに対し、JISコンテナは本体だけで126.5万円で、断熱や内装を足すと完成品で280万〜300万円(税別)の掲載例があります。コンテナの価格の幅はコンテナハウスの価格相場、法律や税金を含めた違いはトレーラーハウスとコンテナハウスの違いで詳しく比べています。
あわせて読む記事:
レンタルは2年程度までが目安で、料金は見積もり
三協フロンテアはユニットハウスのレンタルも扱っていますが、公式サイトに料金の掲載はなく、見積もりです。同社は「~2年間程度が目安」の短期利用に向くとし、レンタルなら固定資産税がかからないこと、2年以上の長期利用なら購入のほうが割安になることを挙げています。ナガワのレンタル料金も、公式サイトには見当たりません。
工事期間だけの詰所や、1年だけの仮店舗ならレンタル、5年10年と使う倉庫や事務所なら購入、というのが同社の説明から読める線引きです。事務所や店舗として使う場合の費用と手続きは、コンテナハウスを事務所・店舗に使うの記事にまとめました。
よくある質問
ユニットハウスの価格表は、配送・設置までを含むか、本体だけかで見え方が変わります。比べるときは、本体・運搬設置・基礎・電気と水道・申請の5つに分けて見積もりをそろえるのが近道です。この記事の価格と制度は2026年11月4日に各社・各機関の公式ページで確かめたもので、在庫や価格は変わります。最新の内容は各社・各自治体の公式情報で確認してください。
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